香川大学医学部の化学の傾向と対策

2018年03月19日 志望する大学の特徴

香川大学医学部化学

香川大学医学部の化学は、特徴的な問題が出題されます。

今回はその特徴を捉えたうえで、高得点を狙うための勉強法を紹介いたします。

香川大学医学部の化学の試験形式・配点は?

香川大学医学部の理科は、2科目に対して180分が与えられます。

理科1科目に何分割くかは、受験者の裁量に任せられています。

2015年度までは、大問1~6が与えられ、大問5、6のうち1つを選択する形式でした。

ところが2016年度以降は、大問1~5が与えられ、すべて必答に変更されました。

小問はそれぞれの大問で、5問前後出題されます。

解答形式は、穴埋めや化学反応を記載するものもありますが、計算問題が中心となります。

そして何より他の大学と異なっているのが、計算過程を書かせたり、理由説明をさせる記述問題が多い点です。(逆に言えば、多くの国公立大学の理科の問題は、答えだけを書かせる形式です)

 

二次試験の理科の配点は理科2科目で200点です。

では、センターと二次の配点の比率はどうなっているのでしょうか?

 

配点は、センター試験900点満点、二次試験700点満点の計1600点満点です。

具体的なセンター試験と二次試験の点数配分の内訳は、

【センター試験】900点満点

英語200点、数学2科目200点、国語200点、理科2科目200点、社会100点

【二次試験】700点満点

英語200点、数学200点、理科2科目200点、面接100点

となります。

 

他の国公立大学と比較すると、香川大学は全体の点数に対するセンター試験の割合が、56.25%と半分を超えているので、かなり高いといえます。

したがって、香川大学医学部を志望する場合には、センター試験で高得点を取り、そのまま逃げ切るのがオーソドックスな戦略です。

裏を返せば、センター試験で失敗した場合は二次試験で逆転が厳しくなるため、出願を避けた方が無難です。

センター試験で取るべき得点率の目安は88%と考えてください。

香川大学医学部の化学の問題の難易度と合格に必要な得点率は?

次に、香川大学医学部合格のために、二次試験の化学で何点取ればよいか考えてみましょう。

 

香川大学医学部の合格最低点を見てみると、1600点満点中では、

2017年度:1239.0点 2016年度:1253.8点 2015年度:1305.6点

となっており、平均を取ると1266.1点(79.1%)です。

つまり、全体としては約8割得点できれば合格と言えます。

 

このとき、上述したように、センター試験で795点(約88%)取れたと仮定すると、二次試験では471.1点が必要となります。

今回は、簡単のために470点(67.1%)を取ることを目指すこととします。

 

香川大学の理科は全学部共通の試験問題です。

すなわち、医学部独自の問題が出題される数学に比べると、基本~標準レベルの問題が並んでいるといえます。

 

以上のことから、二次試験全体では、数学:130点以上、理科2科目:140点以上、英語:130点以上、面接:70点を目指しましょう。

なお、面接にも目標点を定めていますが、「これだけやれば、これだけ取れる」といったものがないため、あくまでも目安として考えてください。

できる限り、筆記試験でなるべく点数を稼いでいく方が安心でしょう。

 

化学に関しては、記述問題が多く特徴的な問題もありますが、基本的事項を押さえていれば対応できるレベルなので、80点を取ることを目指してください。

香川大学医学部の化学の頻出分野は?

続いて、香川大学の化学の傾向を、大問の構成に変更のあった2016年度以降の問題を基に分析していきます。

 

まず大問1~3は無機化学や理論化学、あるいはその複合問題が出題されます。

そして、大問4は有機化合物の構造決定、大問5は高分子化合物に関する問題が並びます。

計算問題は上述した通り、大半が導出過程を書かなければならないと覚悟しておいた方がよいです。

無機化学や理論化学では、理由説明の問題がほぼ毎年出題されていますが、100字程度のボリュームのある問題の出題歴もあります。

 

さらに詳細に各大問の傾向を見てみると、

【大問1】無機化学が中心で、周期表や単体に関する問題が頻出。

【大問2】理論化学が中心で、化学平衡や酸化・還元についての計算問題が頻出。

【大問3】2016年度以降は、熱化学方程式に関する問題で固定されている。

【大問4】油脂や芳香族化合物などの有機化合物の構造決定についての問題が必出。

【大問5】高分子化合物からの出題であるが、2016年度以降はアミノ酸、糖といった天然高分子化合物をテーマとする問題のみ出題されている。合成高分子化合物は今のところ出題されていない。

となります。

 

難易度に関しては、基本から標準程度のレベルです。

ただし、理由説明や複合問題が必ず出されており、パターン問題を機械的に解けるだけでは対応は難しいと言わざるを得ません。

化学の原理を根本的に理解し、論理的に解答を導くことができるかを問われていると考えてください。

お勧めの香川大学医学部化学の対策方法

最後に以上を踏まえて、香川大学医学部に合格するための化学の対策法をお伝えします。

 

香川大学の化学で最も重要な能力とは何でしょうか?

それは一言でいえば、「確かな基礎力に基づいた論理的思考力」です。

香川大学医学部を目指すのであれば、化学の基礎が欠かせません。

化学の基礎とは、原子量の定義、イオン化傾向、電気陰性度の大小、結合の種類などを指します。

化学反応や現象は、これらの基礎的事項とのつながりで必ず説明できることを意識してください。

問題集に取り組む際も、「なぜ?」と自身に問う姿勢を忘れず、時間をかけて基礎を固めていきましょう。

センター試験直前期までは、分からないことがあれば適宜教科書に立ち戻って確認を行うというように、根気強くかつ丁寧に勉強を進めなければなりません。

 

その後、センター試験が終わり、二次試験直前期に行うべきことは、

・過去問の分析

・問題集を活用した出題可能性の高い分野・苦手分野の克服

・暗記事項の洗い出し、確認

・過去問を用いた演習

の4つです。

 

直近で出題されたテーマは出題の可能性が低いため、苦手でなければ問題集で練習をする必要はありません。

出題の可能性が高い分野や、得意・不得意を踏まえて、優先順位をつけて分野ごとに復習をしていきましょう。

全範囲に取り組むことは時間的に厳しいため、ある程度絞った方が効率よく勉強ができます。

お勧めの問題集は『化学重要問題集―化学基礎・化学』(数研出版)です。

分野ごとにパターン問題がまとめられており、論述問題も多くはないが含まれています。

 

暗記事項はまず一度、どのようなものがあったか洗い出す作業をしてください。

その後、呈色反応や気体の工業的製法といったテーマごとにまとめたり、参考書を用いて、抜けている知識がないかを確認しましょう。

 

過去問演習は、時間配分や問題レベルを確認することは言うまでもありません。

それにプラスして、理由説明や計算の導出過程を記述させる問題については、模範解答と自身の解答を照らし合わせ、ポイントを押さえることを徹底してください。

過去問は2016年度以降のものが最も役立ちますが、記述問題や導出過程を書く問題は同様に出題されているため、参考にするとよいでしょう。

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まとめ

香川大学医学部の化学については、

①100点中80点を目指す

②各大問のテーマは、

【大問1~3】無機化学、理論化学、あるいはその融合問題

【大問4、5】有機化学

③各大問で頻出の問題は、

【大問1】周期表や単体に関する問題

【大問2】化学平衡や酸化・還元についての計算問題

【大問3】熱化学方程式に関する問題

【大問4】有機化合物の構造決定についての問題。

【大問5】天然高分子化合物をテーマとする問題

④香川大学の化学で求められるのは「確かな基礎力に基づいた論理的思考力」

⑤具体的な対策法は、

・過去問の分析

・問題集(化学重要問題集―化学基礎・化学)を活用した復習

・暗記事項の洗い出し、確認

・過去問を用いた演習

の5つがまとめとなります。

 

香川大学の化学は、一見すると記述や論述が多く、厄介な問題に見えます。

しかし、問われている内容としては基本的事項の理解の確認にすぎません。

基礎がしっかり固まれば、あとはちょっとした応用力と記述練習で高得点を目指せるため、積極的に80点以上を狙って対策を行っていきましょう。見事目標点が取れることを祈っております!!

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