大阪医科大学医学部の生物の傾向と対策

2018年09月27日 志望する大学の特徴

大阪医科大学生物

関西最難関の私立医学部である大阪医科大学。
生物の入試問題は知識だけでなく、思考力も必要です。
本日は、大阪医科大学の生物の傾向と具体的な対策法を紹介します。

大阪医科大学の生物の試験形式・配点は?

大阪医科大学の入学試験は、前期一般入試(85名)、後期一般入試(15名)、センター試験利用入試(5名)、研究医枠入試(2名)、地域枠(2名)等の様々な制度があります。(カッコ内は各入試制度の定員)

本記事では、その中でも最も受験者の多い前期一般入試について取り上げます。

 

前期一般入試試験は、一次試験と二次試験により選抜されます。

一次試験では、数学、理科2科目、英語の筆記試験が課され、一次試験合格者はさらに二次試験で小論文と面接が課されます。

最終合格者の定員は85名に対して、倍率は例年11倍前後です。

 

各試験の配点については、一次試験は数学100点、理科100点×2科目、英語100点の合計400点満点で計算されます。

二次試験は、小論文・面接の得点については特に公表されていません。

 

ここで、前期一般入試の生物の試験形式について見ていきましょう。

 

そもそも大阪医科大学の理科は、物理・化学・生物の3科目から2科目を選択するようになっており、理科2科目に対して120分が与えられます。

したがって、理科1科目にかけられる時間は、およそ60分となります。

 

その中で生物は、大問4つで構成されます。

各大問は4〜7問の小問で構成されており、記号で答える問題、語句で答える問題、記述問題があります。

 

大阪医科大学の物理で注目すべきポイントは、問題数に対する制限時間が短いという点です。序盤の大問の記述問題に時間をかけてしまうと後半の記号、語句問題にかける時間がなくなるということも起こりかねません。

 

したがって、いかに手早く解答を出していくか、どの問題から優先して解いていくか、といった時間配分が合格へのカギとなることを忘れないでください。

大阪医科大学の生物の問題の難易度と合格に必要な得点率は?

続いて、大阪医科大学の過去の合格最低点や各科目の難易度を分析し、それぞれ科目で何点取ればよいか考えてみます。

 

大阪医科大学の一次試験の合格最低点は、400点満点中、

2017年度:233点 2016年度:277点 2015年度:256点

となっています。

つまり、280点(7割)得点できれば、余裕をもって合格圏内に入ることができます。

280点を取るのが難しい年度も確かにありますが、合格者の偏差値帯を見てもレベルの高い勝負になるため、「目標」としてはこの程度が妥当と言えます。

 

それでは、物理の難易度に関して、分析していきましょう。

 

大阪医科大学の生物の難易度は、7割くらいの問題は標準的な問題で3割くらいの問題は難しい問題と言えると思います。標準的な問題を完璧に解答できれば目標点である7割に届く年度もあるかもしれませんが、安定して目標点に到達するには難問に対する準備も必要になるでしょう。

また私立医学科ではよくありますが、病気にからめた問題や、正常な機能が失われるとどうなるか?という問題も出題されました。具体的には副腎皮質の機能が失われると血糖はどうなるか?血中のNaイオン濃度はどうなるか?といった問題が出題されます。

医学科に入学し、医学の勉強したあとで見ると大変基本的な問題ですが、なれていない受験生の立場から見るとあまり問われないのでびっくりしてしまうかもしれません。

 

合格のためには、すべての問題を完璧に解ききろうとするのではなく、標準問題と思われるものはできるだけ完璧に、そうでない問題は全体の時間配分を考えながらその問題にかける時間を決めて解くのが重要です。

 

解ける問題を確実に得点し、点数をかき集めていくイメージで本番に臨みましょう。

大阪医科大学の生物の頻出分野は?

次に大阪医科大学医学部の生物の頻出分野を過去5年の入試問題から分析していきます。

頻出分野はなく全体からバランスよく出題されています。また2017年の母性効果遺伝子、2015の唾腺染色体など、狭い範囲かつそれほど出題が多くない分野で大問1つが構成されることもあるので、範囲を頻出にしぼって勉強するのは危険だと思われます。

またここ5年で見ると、植物の生殖・発生や植物の反応と調節からはまったく出題がされていないので、ここの分野の勉強は後回しでも良いです。しかし植物の内容自体からまったく出題がないわけではないので、代謝の光合成、生態系にからめて植物の範囲からの出題はあるので注意してください。

お勧めの大阪医科大学の生物の対策方法

最後に上記内容を踏まえた具体的な対策法を紹介します。

 

繰り返しますが、大阪医科大学の生物は7割標準、3割難問で目標点が7割です。解答形式は記号、語句、記述とありますが、難関大学らしく記述問題が多いです。また初見の実験や事象に対して記述して説明することを求められる問題もあります。また前述のように医学的問題もあります。

しかし思考力が問われる問題はそれなりにある一方で必要な知識というのはそこまでマニアな知識が問われているわけではありません。標準的な知識を元に思考すれば十分に解答にいきつくことができるので考察問題としては良問と言えると思います。

 

大阪医科大学の生物の対策で大事なのは、

  • まずは標準的な知識をしっかり頭にいれ、標準的な入試問題を解くこと
  • 記述、考察の練習を普段からしておくこと

 

お勧めの解説書は『大森徹の最強講義117講 生物』(文英堂)です。お勧めの問題集は、標準的な典型問題が多く掲載されている『生物基礎問題精講』(旺文社)です。解説書を読み、標準的な問題集を解けば複数回解けば、大阪医科大学の標準問題に対しては十分戦える力はつくと思います。また記述、考察のための最低限の能力もつくと思います。

そして考察問題対策としては難問が掲載されている『生物標準問題精講』(旺文社)を解いて対策していきましょう。このとき学校の先生や予備校の先生に自分の解答をチェックしてもらい自分の意図したことが相手にちゃんと伝わるのか確認しましょう。自分では合っていると思っていても詳しい人から見たら全然解答になっていないということはよくあります。

 

注意点としては難問対策を焦るあまり、基礎問題精講レベルの理解が不十分なまま標準問題精講に手を出さないようにしましょう。夏までに基礎問題精講を終わらせて、秋から冬までじっくり難問に取り組めば十分です。

そして12月ころからは過去問を解き、理解が不十分な分野を把握し、その分野を重点的に勉強していきましょう。またこのときは時間配分に気をつけましょう。すべての記述問題を熟考していては時間内に終わらせることは不可能です。点が取れる問題、取れなさそうな問題を見極める練習もしておきましょう。7割を目指すのであり、標準問題が8割から9割とれているのであれば、難問のうち半分もできれば十分なはずです。

 

これまで目標点は7割と書いてきましたが、対策さえしっかりすれば生物が得意な人であれば8割取るのもそう難しいことではないでしょう。大阪医科は物理よりも生物のほうが高得点をとりやすいと思うので、しっかり対策をして、8割以上の高得点をとってください!

まとめ

大阪医科大学医学部の生物の傾向と対策法のポイントは、

  • 大問4つで選択問題なし。制限時間は理科2科目で120分
  • 問題は記号、語句、記述の標準的な形式だが、記述問題が多め。また医学にからめた出題もある。
  • 標準的な難易度の問題が7割、残りは難問。
  • 目標点は生物が70%。
  • 特に頻出と言える分野はないが、植物からの出題は少ない。
  • 夏までは標準的な問題集(基礎問題精講など)を繰り返し解く、その後難問(標準問題精講)を解く。記述問題は自分の解答を先生にチェックしてもらう。12月頃からは過去問を解いて穴がある分野を把握し、重点的に取り組む

の6点が重要なポイントです。

 

高得点帯の勝負となる医学部入試です。じっくりと問題と向き合って考えつくし、1点でも高い点数を目指してください!!

 

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