ソフトバンク・孫正義から学ぶ成績が上がる考え方
「最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてがはじまった。」
これは、ソフトバンクをつくった孫正義氏の言葉です。実は、孫正義氏は、ソフトバンクだけでなく、Yahoo!Japanをつくった人でもあります。どちらも、今や知らない人はいない超巨大企業ですよね。本日は、そんな大物経営者である、孫正義氏の、この言葉から医学部受験生が成績を上げるのに役立つ内容をご紹介致します。
孫正義氏ってどんな人?
孫正義氏と聞いてもピンとこなくても、写真を見ればピンとくる方も多いのではないでしょうか?「あー見たことがある」と思われた方でも、意外とどんな人物かまでは知らないものです。そこで、まず、少し簡単に孫正義氏のことについて紹介させてください。
孫正義氏は、1974年に高校を中退し、アメリカに留学しています。何でも、司馬遼太郎氏の小説「竜馬がゆく」を読んで、脱藩に憧れたことがきっかけだそうです。そして、アメリカの高校に入学します。今でこそ、高校は外国へという考え方がありますが、当時は、日本の高校をやめて外国の高校へ行くという考え方はかなり珍しかったと思います。
高校を3週間で退学!
晴れてアメリカの高校に入った孫氏ですが、3週間で退学してしまいます。驚かれた方もいらっしゃるでしょうが、これには、事情があります。実は、最初高校2年生に編入したのですが、あっさり3年、4年と飛び級します。それから、高校卒業検定試験に合格したため、大学に行ける資格を得たので、高校を退学したというわけです。つまり、高校に入って3週間後に、大学生となっているのです!(孫さんもぶっ飛んでいますが、アメリカの自由さも大いに感じますね 笑)
その後、在学中の1979年には、アメリカで会社を設立しています。帰国後1981年に「日本ソフトバンク」を設立します。その後1996年に「ヤフー株式会社」を設立。2000年代には、福岡ドームをダイエーから買収、携帯会社ボーダフォンを買収するなど数々の買収を行い、売上が兆を超える巨大企業にさせます。ちなみに、携帯電話会社のワイモバイルもソフトバンクも孫氏の企業です。2017年のソフトバンクグループの売上は8兆9000億円!!!すごいですね。。。「リアル桃鉄」のような感じですね。
余談ですが、孫正義氏が影響を受けた司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は、大和魂を揺さぶり、気持ちを熱くさせる本です。歴史小説好きの方はもちろんのこと、小説好きの人でも幕末のことに興味があれば非常に面白いので、ぜひご覧ください。
「最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてがはじまった。」
話を戻しますが、冒頭で紹介した名言
「最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてがはじまった。」
について、ゼロから初めて(幼少期の頃はとても貧しい時期もあったそうです)超巨大企業をつくった孫氏が言うと重みが違いますね。
ここで、私が伝えたいのは、「夢を持ちましょう!」ということではありません。今まで10年以上生きてきて、何も夢がないという人は少ないと思います。しかも、あなたには、「医学部に合格する」という目標が既にあるではありませんか。したがって、「夢を持ちましょう!」とは言いません。
それよりも、「自信を持ちましょう!」ということを、医学部受験を志すあなたにお伝えしたいです。既に、成績優秀で順風満帆に成績が伸びている人は、既に持たれていることでしょう。しかし、7%という狭き門の医学部受験では、現段階で届いていない人の方が多いと思います。そんな中でも、「自分は大丈夫!絶対できる!!」という自信を持ってほしいです。なぜならば、「うまくいかず挫けそうなとき」や「モチベーションが上がらないとき」に、立ち上がることができるのは、「最後には絶対うまくいく」という自信があるからです。
「無理ですよ」という生徒さん
私が経営している学習塾でよく生徒さんに「結果として負けてもいいが、やる前から負けてはいけませんよ」と言います。
「今度は上位3位に入るよう頑張りましょうね!」「前回よりも、大幅な成績アップを期待しています!」と声をかけると、「えー、無理ですよ」とか「どうせ無理ですよ」と返ってくることがよくあります。そんなときに、先程ご紹介した言葉「結果として負けてもいいが、やる前から負けてはいけませんよ」をかけています。
毎日学校に通って、おまけに塾まで行っているわけですから、成績を上げたくないと考えていることは絶対にないはずです。「成績をあげたい」と思っているし、日々頑張っているのに、「無理ですよ」とか「できません」というのは、成績が伸びるのを邪魔しています。なぜなら、「無理だ」と思っているものに、人は頑張ろうという行動を起こそうと思えないからです。しかし、本当の意味で無理だと思っているわけでもないと思います。実際に、試験前はほぼ全ての人が頑張っているわけですから。「無理ですよ」という言葉が出てくるのは、自信がないからなんだと思います。
自信を持とう!
頑張った結果、思った結果が出なくても責める人はいません。むしろ、頑張っているのに、思った結果が出なかった責任は我々教える側に責任があるわけですから、あなたが責められる理由はゼロです。だからこそ、「頑張るぞ!」と決意したのであれば、「自分はできる。という根拠のない自信を持って、「任せてください!先生が驚く結果を取りますよ!!」くらいの発言をしてはいかがでしょうか?
できるはずという根拠のない自信を持つ。これは、受験だけでなく、受験が終わっても役立つ一生モノの財産になります。どんな時でも、根拠のない自信が持てる人は頑張れるし、最終的に結果を出せる人であると思います。
目標(夢)を持って、根拠のない自信を持って、頑張る。倒れても、「おかしい、俺ができないはずがない」と自分への自信から立ち上がって頑張る。この連続の中に、成功が待っています。あなたもぜひ、自信を持って日々の勉強を頑張ってください!!
まとめ
医学部受験は超難関です。
超難関の試験に挑むことができるのは、「自分なら合格する」という自信です。
しかし、時には、自分が思うような結果にならないときがあるでしょう。そんなときに立ち上がることができるのは、「自分ならできる」という自信です。
そして、長い道のりを頑張り続けることができるのも、「自分なら乗り越えられる」という自信があるからです。
自信を持って挑む。勝負事では、とても大切なスキルですので、身につけて、見事医学部受験の勝者になりましょう。
ちなみに、今回の記事を書いたのは、以前執筆した「ディズニーから学ぶ勉強法を見直すことの重要性」が好評だったからです。この記事を気に入って頂いた方は、ぜひ、ディズニーの記事もご覧ください。
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