国公立大学医学部・英語の配点が低いランキング(2022年度版)
医学部進学会代表で現役医師の石戸です。
本日もあなたに価値ある医学部受験情報をお届けしていきます。
本日のテーマは「国公立大学医学部の英語の配点ランキング(2022年度版)」
というテーマで、全国の国公立大学医学部の配点で英語の配点が低い順に
ランキングを発表していきます。
英語の配点が最も低い大学は配点が11.1.%、最も配点が高い大学は31.3%となっています。
各大学の配点についてランキング形式でお届けしていきますので、ぜひご覧頂き、
あなたの志望校決定の材料としてお役立て頂ければ嬉しいです(^^)
ちなみに、本記事の内容を動画(You Tube)でもお伝えしています。
動画の方で観たい方はぜひ下のリンクからご覧ください!
そもそも国公立大学医学部の配点ってどうなっているの?
ランキング発表の前に、まずは国公立大学医学部の配点についてどうなっているか説明していきましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、国公立大学医学部では、
共通テストと個別試験(二次試験)の合計点で得点が高い人から合格が決まります。
そして、共通テストと個別試験の配点は大学ごとに大きく違います。
共通テストは一般的には、
英語200点、数学200点、理科200点、国語200点、社会100点の計900点満点ですが、
実は配点は大学ごとに自由に変更することができます。
具体的な例を上げましょう。
例えば岡山大学では、共通テストの配点は、
英語100点、数学100点、理科100点、国語100点、社会100点の計500点満点
となります。
このように、大学ごとに共通テストの配点を変更することが可能です。
そして、共通テストの配点だけでなく、
個別試験(二次試験)も配点は大学ごとによって違います。
先ほど例にあげた岡山大学では、
英語400点、数学400点、理科300点の計1100点が
個別試験(二次試験)の配点となります。
一方、香川大学では、
個別試験(二次試験)の配点は、
英語200点、数学200点、理科200点の計600点となります。
このように、国公立大学医学部の入試では、大学によって、
配点が大きく異なるため、「点数」に着目するよりも、次の2つの観点が重要となります。
1.共通テスト重視型か?個別試験(二次試験)重視型か?
2.大学が重視している科目は何か?
共通テストを重視している大学では共通テスト対策が必要となります。一方、個別試験(二次試験)を重視している大学では、共通テスト対策だけでなく、難しい問題にも対応できる応用力をつける対策が必要となります。
また、大学が重視している科目についての観点も重要となります。例えば社会の配点でみると、島根大学では、全体に占める社会の割合は8.6%ですが、新潟大学では2.6%です。
このように、大学によって科目の重要度が大きく違うので志望する大学がどの科目を重視しているかという観点は重要です。
いかがでしょうか?
国公立大学医学部合格を考える上では、
★ 共通テスト重視型か?個別試験(二次試験)重視型か?
★ 大学が重視している科目は何か?
という2つの観点が重要であることがご理解いただけたでしょうか?
今回の記事では、上記の2つの観点の中の2つ目「大学が重視している科目」について。「英語を重視している大学はどこの大学か?」というテーマで記事を書いていきます。
読者の方は、きっと『英語の配点が低い大学はどこか?』と気にされている方が多いと思うので、ランキングでは、英語の配点が低い順番にランキングを発表していきます
全国・国公立48大学の国語の配点ランキング
それでは、国公立大学医学部の前期試験における英語の配点ランキングを見ていきましょう。
今回前期試験のみで比較しているため、後期試験だけの山梨大学は除いています。また、前期試験は実施されていますが、広島大学も除外しています。
広島大学除外の理由は一言で言えば「複数の採点方式があるから」なのですが、詳しい理由については、本記事のランキング発表後に掲載させて頂きます。
ということで、前期試験が実施される大学のうち、広島大学を除いた全48大学の国公立大学医学部の英語の配点ランキングを見ていきましょう。
順位 | 大学名 | 英語の配点比率 |
1位 | 群馬大学 | 11.1% |
2位 | 弘前大学 | 13.3% |
3位 | 山形大学 | 18.8% |
4位 | 大分大学 | 20.0% |
5位 | 大阪公立大学 | 20.7% |
6位 | 秋田大学 | 21.1% |
7位 | 香川大学 | 21.4% |
8位 | 筑波大学 | 21.7% |
9位 | 鹿児島大学 | 22.0% |
10位 | 旭川医科大学 | 22.2% |
11位 | 三重大学 | 23.1% |
12位 | 琉球大学 | 23.5% |
13位 | 佐賀大学 | 23.7% |
14位 | 信州大学 | 23.8% |
15位 | 長崎大学 | 24.0% |
16位 | 名古屋市立大学 | 24.3% |
17位 | 滋賀医科大学、富山大学、 福井大学、鳥取大学、 札幌医科大学、東北大学、熊本大学 |
25.0% |
24位 | 北海道大学 | 25.5% |
25位 | 島根大学 | 25.9% |
26位 | 九州大学、浜松医科大学、愛媛大学 | 26.1% |
29位 | 東京大学、高知大学 | 26.3% |
31位 | 山口大学、宮崎大学、金沢大学、 福島県立医科大学 |
26.7% |
35位 | 和歌山県立医科大学 | 26.9% |
36位 | 名古屋大学 | 27.5% |
37位 | 千葉大学 | 27.6% |
38位 | 奈良県立医科大学 | 27.8% |
39位 | 京都大学 | 28.0% |
40位 | 神戸大学 | 28.4% |
41位 | 岐阜大学、京都府立医科大学 | 28.6% |
43位 | 横浜市立大学 | 29.2% |
44位 | 東京医科歯科大学 | 29.6% |
45位 | 大阪大学 | 30.0% |
46位 | 徳島大学 | 30.8% |
47位 | 新潟大学 | 30.8% |
48位 | 岡山大学 | 31.3% |
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