【発表!】国公立大学医学部・共通テスト配点ランキング(2022年度版)

国公立大学医学部ランキング

医学部進学会代表で現役医師の石戸です。
本日もあなたに価値ある医学部受験情報をお届けしていきます。

本日のテーマは「国公立大学医学部の共通テスト配点ランキング(2022年度版)」
というテーマで、全国の国公立大学医学部の配点で共通テストの割合が高い順に
ランキングを発表していきます。

最高の配点は69.2%で最も配点が低い大学は20.0%となっています。
ぜひご覧頂き、あなたの志望校決定の材料としてお役立て頂ければ嬉しいです(^^)

ちなみに、国公立大学医学部の偏差値ボーダーランキングについても
別記事で掲載しております。下記にリンクを掲載しておきますので、
よければそちらの方も合わせてご覧ください。
(※本記事の最後にも掲載しておきますので、そちらからご覧頂くことも可能です)

そもそも国公立大学医学部の配点ってどうなっているの?

ランキング発表の前に、まずは国公立大学医学部の配点についてどうなっているか説明していきましょう。

ご存知の方も多いと思いますが、国公立大学医学部では、
共通テストと個別試験(二次試験)の合計点で得点が高い人から合格が決まります。

そして、共通テストと個別試験の配点は大学ごとに大きく違います。

共通テストは一般的には、
英語200点、数学200点、理科200点、国語200点、社会100点の計900点満点ですが、

実は配点は大学ごとに自由に変更することができます。

具体的な例を上げましょう。

例えば岡山大学では、
英語100点、数学100点、理科100点、国語100点、社会100点の計500点満点

となります。

このように、大学ごとに共通テストの配点を変更することが可能です。

そして、共通テストの配点だけでなく、
個別試験(二次試験)も配点は大学ごとによって違います。

先ほど、例にあげた岡山大学では、

英語400点、数学400点、理科300点の計1100点が
個別試験(二次試験)の配点となります。

一方、香川大学では、
個別試験(二次試験)の配点は、
英語200点、数学200点、理科200点の計600点となります。

このように、国公立大学医学部の入試では、大学によって、
配点が大きく異なるため、「点数」に着目するよりも、次の2つの観点が重要となります。

1.共通テスト重視型か?個別試験(二次試験)重視型か?

2.大学が重視している科目は何か?

共通テストを重視している大学では共通テスト対策が必要となります。一方、個別試験(二次試験)を重視している大学では、共通テスト対策だけでなく、難しい問題にも対応できる応用力をつける対策が必要となります。

また、大学が重視している科目についての観点も重要となります。例えば島根大学では、全体に占める社会の割合は8.6%ですが、新潟大学では2.6%となっているように、大学によって科目の重要度が大きく違うからです。

このように、国公立大学医学部合格を考える上では、上記の2つの観点が必要となります。
今回は、そのうちの1について。「共通テストを重視している大学はどこの大学か?」というテーマで記事を書いていきます。

全国・国公立49大学の共通テストの配点ランキング

それでは、国公立大学医学部の前期試験における共通テストの配点ランキングを見ていきましょう。

今回前期試験のみで比較しているため、後期試験だけの山梨大学は除き、49大学の国公立大学医学部の共通テスト配点比率を見ていきましょう。

順位 大学名 共通テスト配点比率
1位 徳島大学 69.2%
2位 佐賀大学 67.7%
3位 弘前大学 66.7%
4位 旭川医科大学 61.1%
5位 島根大学 60.3%
6位 山口大学 60.0%
6位 宮崎大学 60.0%
8位 秋田大学 57.9%
9位 山形大学 56.3%
9位 富山大学 56.3%
9位 福井大学 56.3%
9位 鳥取大学 56.3%
13位 琉球大学 52.9%
14位 奈良県立医科大学 50.0%
14位 札幌医科大学 50.0%
14位 群馬大学 50.0%
14位 滋賀医科大学 50.0%
14位 香川大学 50.0%
19位 福島県立医科大学 49.6%
20位 鹿児島大学 49.5%
21位 高知大学 47.4%
22位 三重大学 46.2%
22位 和歌山県立医科大学 46.2%
24位 大分大学 45.0%
25位 大阪公立大学 44.8%
26位 神戸大学 44.4%
27位 岐阜大学 42.9%
27位 京都府立医科大学 42.9%
27位 信州大学 42.9%
30位 横浜市立大学 41.7%
31位 九州大学 39.1%
32位 浜松医科大学 39.1%
33位 愛媛大学 39.1%
33位 筑波大学 39.1%
35位 新潟大学 38.5%
36位 北海道大学 36.4%
37位 長崎大学 36.0%
38位 名古屋大学 35.3%
39位 広島大学 33.3%
39位 東京医科歯科大学 33.3%
39位 熊本大学 33.3%
42位 名古屋市立大学 31.4%
43位 岡山大学 31.3%
44位 千葉大学 31.0%
45位 金沢大学 30.0%
46位 大阪大学 25.0%
47位 東北大学 20.8%
48位 京都大学 20.0%
48位 東京大学 20.0%

 

こんなにも違う!1位と最下位での大学の配点の違い

いかがでしょうか?
大学によって大きく配点比率が違うということがわかって頂けると思います。

最後に、1位と48位の大学の配点の違いを具体的に見ていきましょう。

共通テストの配点が最も高い大学は、徳島大学で69.2%でした。徳島大学の配点比率は、

共通テスト900点:個別試験(二次試験)400点で、
個別試験(二次試験)は英語200点、数学200点となっています。

共通テストの配点が最も低い大学は、2大学あり、京都大学と東京大学です。

京都大学の配点比率は、

共通テスト250点:個別試験(二次試験)1000点で、
個別試験(二次試験)は英語300点、数学250点、理科300点、国語150点となっています。

東京大学の配点比率は、

共通テスト110点:個別試験(二次試験)440点で、
個別試験(二次試験)は英語120点、数学120点、理科120点、国語80点となっています。

共通テストに占める割合が20%だと、共通テストが大成功したとしても、残り80%残っているので、安心できないですよね。一方、共通テストに占める割合が69.2%もあると、安心して二次試験を受験することができますよね。

今回の記事を通して、共通テストの配点比率だけでなく、「国公立大学医学部の配点比率が大学ごとに大きく異なること」と、「大学ごとの対策が合否を大きく左右する」ということも知って頂ければとても嬉しく思います。

この記事があなたの医学部受験合格にお役に立てばとても嬉しく思います。ぜひ、志望校の特徴を知り、万全の対策をして試験に臨み合格を勝ち取ってください!!応援しています(^^)

(追伸)
良ければ、国公立大学の偏差値ボーダーランキングも合わせてご覧ください。

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