医学部受験で不合格となり絶望したときにかける言葉

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ちょうど今、国公立大学の前期の発表が出ている時期ですね。第一志望に合格できた人もいれば、残念ながら不合格になった人もいることと思います。特に、医学部受験は、7%しか合格できない狭き門なので、受ける大学全て不合格だったという全落ちした方もいらっしゃるのではないでしょうか。本日は、現役・浪人と合わせて6年間全落ちし続けてきた私の経験から、医学部受験で不合格が続き、全落ちしてしまった人にかける言葉をご紹介したいと思います。

あなたに何がわかるっていうの!

この記事を読んでくださる方は、おそらく全落ちした人もしくは、第一志望に不合格となった人だと思います。そんな、あなたが思っていることは、「お前に何がわかるっていうんだ!!!」という怒りの気持ちではないでしょうか??しかし、こと不合格という経験については、私の方が少し先輩だと思います(自慢にも何にもなりませんが、、、)。本題に入る前に、少しだけ、私の話をさせてください。

 

私の場合、5年浪人して、現役と浪人生活で合わせて6年間、受験生をやりました。長い受験生活の中で、合格をもらえたのは、5浪目の岡山大学医学部の1校のみです。それまで、医学部だけではなく、私立の薬学部や工学部も受けましたが、全て不合格でした。

 

したがって、不合格とか、全落ちについては、私はちょっとした達人なのではないかと思います(笑)その私の経験から申し上げると、不合格が続き、全落ちした時は、どんな優しい言葉も、どんな励ましの言葉も、響かず負の感情しか生まれないのではないでしょうか??

 

「俺より成績が悪いやつが受かって何で俺が落ちるの」や「頑張ったのに、なんで私だけ・・・」と思っている方も多いことと思います。しかし、全落ちした状況を、このような「最悪」という感情だけで終わらせてしまっては非常にもったいないです。本日は、全落ちの達人(!?)から、落ちまくって学んだ3つの言葉をあなたにお伝えしたいと思います。

1つめの言葉 自分をほめてあげましょう

まず、初めに、「悔しい」とか「最悪」と思えるのは、あなたが頑張ったからです。合格することを第一に考えて、やりたいことを我慢して頑張ってきたからこそ、「悔しさ」や「悲しみ」があります。あなたは信じられないかもしれませんが、不合格になっても悲しくならない人もいます。

 

「自分は◯年計画で医学部に行くから今年は様子見の年だ」と本気で医学部受験に取り組まず、「今年は落ちて当たり前だ」と思っている人も中にはいます。そんな人は、不合格に対して何にも思わないのです。

 

その点、あなたはそうではありません。悔しいと思えるわけですから。悔しいと思えるのは、この一年間頑張ってきた証です。だから、まず、「一年間自分はよく頑張った」とほめてあげましょう。そして、満足する結果は得られませんでしたが、少なくとも自分は頑張れる人間なんだと自信を持ちましょう。

2つめの言葉 まわりに感謝しましょう

落ちた時には、どうしても自分だけが不幸みたいになってしまいます。しかし、周りのあなたを応援してくれた人も同じように悲しいのです。

 

特に、あなたを応援してくれたご両親。

 

ご両親は、あなたの合格を信じ、金銭的にも精神的にも支えてきて、あなたが頑張っている姿も一番見てきたことと思います。頑張っている姿を見ていただけに、あなたが不合格となったとき、何とかしてあげたいけど、何ともしてあげられないもどかしさと悲しみは想像を絶するものであると思います。そんな中、あなたが落ち込んで、「ご飯もいらない」とふて寝したり、「どうして私が」と泣いていたら、ご両親も悲しいのに、あなたのことを励まさなければいけません。

 

すぐに、言われてもピンとこないかもしれませんが、自分のやりたいことのために、時間とお金をもらえて応援してくれることは非常に幸せなことだと思います。

 

そして、あなたが合格することを信じていたり、あなたの夢を叶えたいから、応援してくれる人がいます。だからこそ、全落ちして、辛い時でも、応援してくれた人に、「不合格のご報告」と「応援してくれてありがとうございました」という感謝の気持ちを伝えることが非常に大切だと思います。

 

自分が辛い時でも、人に優しく接することができる。すぐにはできないと思いますが、この辛い経験も、自分の豊かな未来をつくる1つの試練だと思い、まわりに感謝をしてはいかがでしょうか?

3つめの言葉 失敗を活かそう

最後の言葉は、「失敗を活かそう」です。少し、厳しい言い方をしますが、今回不合格となったのは、究極あなたの実力が足りなかったからです。何かが足りなかったから、全落ちとなったわけです。

 

そして、全落ちである以上、行く大学がないわけですから、次に進まなければなりません。つまり、来年度の入試に向けての準備をする必要があります。その時に、同じことをやっても、同じ過ちを繰り返すだけです。

 

「今年何で失敗したのか?」

 

このことについて、時間をとって考えて欲しいのです。とはいえ、「すぐには無理!」と思われる方も多いと思います。気持ちを切り替えるのは、なかなか難しいのはわかります。だから、落ちたことがわかってから、「すぐに勉強しましょう!」とは言いません。

 

1年間頑張ってきたわけですから、少し息抜きをしてもいいでしょう。

友達と遊ぶのも良し。本を読むのも良し。運動をするのも良し。

 

息抜きをしながら、友達を待つ時間や、移動中の時間、お風呂に入る時間など、ちょっとした時間をつかって、少しずつ、「今年何がいけなかったんだろう?」と考えてみると、今回の失敗が生きてきます。過去は変えることはできませんが、未来は変えることができます。今回の失敗を踏まえて、来年度合格を勝ち取るために、原因分析と対策を考えてみてはいかがでしょうか?

エジソンになろう

最後に、今回不合格が続き、全落ちとなりましたが、私が「失敗」を繰り返した時に、気持ちが楽になった言葉をご紹介します。

 

「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」

 

これは、電球を発明したエジソンの言葉です。今回の結果を点で捉えたら「失敗」なのかもしれません。しかし、今回の結果を人生という単位で捉えれば、「成功」するために必要なプロセスだったと前向きに考えてはいかがでしょうか?

 

きっと、エジソンは、実験に失敗するたびに、「なんで、頑張ったのにうまくいかないんだ。」とか「他の人は成功しているのに、なんで俺だけ」みたいなことは思わなかったと思います。ただ、ひたすら自分が成功することを信じ、何が悪かったのかを考えて、挑戦を繰り返した結果、気づけば1万回実験して成功したのではないでしょうか??

 

確かに、人よりも1年間遅れるということは、デメリットもあることと思います。しかし、長い人生で考えれば、1年間の失敗をいきたものにして、あなたの人生を豊かにする糧にすることもできることと思います。

 

今、辛い時ではあると思いますが、それでも新しい一歩を踏み出さなければなりません。そのための助けとこの記事がなれれば幸いです。来年こそは、合格を手にできること、心よりお祈り申し上げます。

 

 

まとめ

不合格となったとき、周りが見えなくなり、自分、自分となり、負の感情に支配されてしまいがちです。しかし、それでは、負のスパイラルに陥ってしまうので、次の3つのことを意識してみてはいかがでしょうか?

 

1.自分をほめる

まずは、頑張ってきた自分をほめてあげましょう。頑張れる自分をほめて、頑張れることを誇りに思いましょう。

 

2.周りに感謝する

そして、応援してくれた人々に不合格の報告と、応援してくれた感謝の気持ちを伝えましょう。あなたが挑戦できるのは、あなたを応援してくれる人がいるから、一年間応援してくれた方々に御礼を言うのはいかがでしょうか?

 

3.失敗を活かしましょう

最後に、この失敗を失敗で終わらせないために、今年度の入試で何が足りなかったか?を考えて、次の戦略を立てましょう。

 

過去を変えることはできません。しかし、未来はこれから変えることができます。輝かしい未来のために、今回の経験を活かし、来年こそは、目標が達成されること心より祈っております。

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