無料で効果のある医学部小論文対策法

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突然ですが、あなたは小論文対策を行っていますか?この質問に対して自信を持ってYESと答えられる人は、ほとんどいないと思います。なぜなら、小論文は、差し迫って重要な科目ではないからです。実際、国公立大学の場合、前期試験では、多くの大学で小論文は試験科目に含まれていません。私立大学でも、小論文が必要となる大学は多いですが、小論文を、二次試験の評価材料として使うことがほとんどです。一次試験に通るためには学科試験の勉強をしなければならないので、「まずは学科試験で点を取るようにしなければ」と思うのが、当然だと思います。とはいえ、全く小論文対策をやらないというのも、直前になって不安になりますよね?そこで、今回は、日頃の生活の中で、できる小論文対策をお伝えします。しかも、この対策に費用はかかりません。無料です!ですので、ぜひ、取り入れてみてください。

ある女性医師の話

※写真はイメージです。

具体的な対策法に入る前に、まず、あなたに考えて頂きたいことがあります。2016年に物議を醸したニュースですが、この件についてあなたはどう考えるでしょうか?

 

2016年に医師免許を取った女性が医療ドラマに憧れて放送局に入社したことがニュースになっていました。このニュースは物議を醸(かも)したのですが、なぜ物議を醸したのでしょう?

 

(ぜひ、あなたも考えてみてください)

どうやら、この女性が医師免許を取得したのに、放送局に入ったことに反対する理由は大きく分けて2つあったようです。

理由1 税金が他の有意義なことに使えたかもしれないから

医学部に入学した学生をひとりの医師としてデビューさせるまで、約4000万円の税金が使われると言われています。

「それだけ医師免許を取るまでに国民のお金を使ったのだから、医師になってもらわなきゃ困る!」

「その人が最初から医師を目指さなければ、4000万円は他の有意義なことに使えたのではないか?」

という話ですね。

理由2 志の高い他の人が医師になれたかもしれないから

ご存知の通り、医学部への入学は7%という狭き門です。

2016年はエリート中のエリート14万人の医学部志願者のうち、定員は9262人でした。 どうしても医師になりたい!と思っていても、自分の学力や面接での対応、志望大学との相性など、時には「運」も関わってきます。

ギリギリの真剣な挑戦をしているときに、上記のようなニュースを聞けば、「もしその人が最初から医師を目指していなければ、強い志を持った他の人が、医学部に入学でき、医師になれたかもしれないじゃないか!」

という理由です。

あなたはどう思いますか?

もちろん、この問題は、明確に「良い」か「悪い」かの判断を出せる問題ではありませんし、「良い」「悪い」をここで決めようとも思っていません。

大切なのは、このような日々の出来事やニュースを聞いたとき「良い」か「悪い」かで考えるのではなく、「なぜ?」と問いかけながら、自分の考えを深めていくことです

この話の場合だと、人によって「良い」「悪い」の判断は様々です。

例えば、医師国家試験に合格した人が、患者さんをみる臨床の現場ではなく、研究者の道を選んだ場合は、医師国家試験を通過した人が選ぶ道として「良い」のでしょうか?

「それは、医学に貢献しているから良いですよ。」

とあなたは思うかもしれません。では、仮に、医学に貢献できるから良いとして、、、
医学教育を支える道(例えば医師国家試験の対策を行う予備校講師)を選んだ場合は医師国家試験に合格した人が選ぶ道として「良い」のでしょうか?

「んー。。。それも医学に関連しているから良いですよ。」

とあなたは思うかもしれません。では、仮に、医学に関連しているから良いとして、、、

先の女性が医療ドラマを通して、医学を魅力に感じてもらう人が増えて、医学の発展に寄与することができれば、「良い」といえるのでしょうか?

もし、そうであれば、この女性がどのような道を進んだかによって「良い」「悪い」が決まるわけですから、何もやっていない今の段階で放送局に入ったことが医学にとって、「良い」「悪い」ということでさえ決められないですよね。

そう考えたときに、この問題について、問われているのは、絶対的な正と悪ではなく、
「あなたの価値基準・判断基準」だということがわかっていただけると思います。

面接・小論文で求められているもの

つまり、面接・小論文では、正解を導く力は問われているのではなく、あなたの考えを通して、「あなたの価値基準・判断基準」が問われています。

つまり、

・深い思考ができる人物であるか?

・医師としてふさわしい基準を持っているか?

が問われています。

先のニュースでいえば、このことについて、「良い」と思うか?「悪い」と思うか?はどちらでもいいのです。大切なのは、そう思うことに至った、あなたの考えです。あなたの考えが、深い考えのもと、医師の基準に合っていれば高評価につながります。

そう考えれば、深い思考や医師として適正な基準というのは、「小論文対策講座」ですぐに、養われるものではありません。では、どうすればいいのか?

深い思考は、普段の生活で、「なぜ?」と問いかけて考えていくことで養われます

「なぜ?」と思う習慣を持って、考えていれば、考えるために必要な事例や資料もスマホで調べて、どんどん知識と思考が積み重なっていきます。しかも、この「なぜ?」と考えることは時も場所も選ばず、無料でできるというおまけ付きです!!

あなたは普段、どれだけ「なぜ?」と問いかけていますか?

ぜひ、意識してみてください!!

まとめ

面接・小論文では、あなたの「思考の深さ」と「価値基準・判断基準」を見られています。

両者を養うためには、物事を「良い」「悪い」の二元論ですませるのではなく、「なぜ?」と疑問にもち、思考のレベルを深めるトレーニングをしましょう。

 

この習慣があれば、いざ小論文の問題として、あなたの考えを聞かれたとしても、答えることができます。時と場所を選ばず無料でできるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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