数学苦手な高3生必見!医学部受験で合格点を取る3つの戦略的勉強法

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「数学が苦手」というお悩みを医学部受験生からよく頂きます。中には数学が苦手だから医学部合格は無理だと思っている方もいます。

しかし、数学が苦手だからといって、医学部を諦める必要はありません。数学が苦手でも医学部に合格できる方法はあります。ここでは数学が苦手な人が医学部に合格するための戦略的勉強法をお伝えします。

数学が得意にならないと医学部に合格できない??

医学部受験で勝つために、まず、第一におさえておきたいことは、あなたの目的です。あなたの目的は、「医学部に合格すること」であり、「数学ができるようになること」ではないですよね。

つまり、医学部に合格することができるなら、必ずしも数学で高得点を取る必要はありません。実際、数学が苦手で点を取れていなくても合格している方はいます。例えば、岡山大学医学部に合格するには、数学で、センター試験(マーク試験)で90%、二次試験(記述試験)で80%取らなければならないと言われています。しかし、例えば、センター試験の数学で78.5%,二次試験の数学で58.0%の得点率で合格した人がいます。なぜ、数学が低い点数でも合格できたかというと、他の科目の点数が良かったからです。

このように、合格するためには、総合得点で、合格最低点を超えればいいのです。合格点を取る(合格最低点を超える)という視点で考えたときに、必ずしも数学が苦手であることを克服する必要はありません。数学が苦手なあなたが取るべき戦略的な勉強法は次の3つになります。

数学が苦手な高3生のための3つの戦略

合格点を取るという視点に立ったときに、医学部受験の数学対策としてあなたが取ることができる、受験に勝つための戦略的勉強法は次の3つです。

 

戦略的勉強法1 数学の配点が低い大学に絞る

戦略的勉強法2 数学の難易度が低い大学を選ぶ

戦略的勉強法3 必ず出題される分野から勉強する

 

この3つの戦略的勉強法を組み合わせることで、数学が苦手でも合格点が取れるようになります。それでは、具体的にそれぞれの戦略がどんなもので、どのような勉強法が良いかをお伝えします。

実は数学を使わなくても合格できる大学もあります!

「戦略的勉強法1 数学の配点が低い大学に絞る」について

実は、多くの人が、大学入試について誤解していることがあります。その誤解とは、入試の配点が全大学で同じだと思っていることです。どこの大学でも、数学・英語・国語の点数が大きくて、理科と社会はサブなイメージを持っている方が多いです。しかし、実際の大学入試では、各科目の点数は、各大学によって大きく違います。

 

まず、私立大学の医学部の場合、帝京大学を除いて、英語・数学・理科だけが必要になり、国語と社会は受験で必要になりません。同じ英語・数学・理科を使って受験しても、配点比率は、福岡大学では、英語:数学:理科=1:1:2、産業医科大学では、英語:数学:理=1:1:1です。このように、大学によって配点が異なるわけなので、数学の配点が低い大学を選ぶことで数学の苦手をカバーすることができます。例えば、近畿大学では、英語:数学:理科=2:1:3、順天堂大学では、英語:数学:理科=2:1:2となっており、全体で数学が占める割合は、近畿大学では、16.7%、順天堂大学では、20.0%となっています。このように、数学の配点が低い大学を選ぶことで、数学の苦手をカバーして医学部受験で合格点を取ることができるようになります。

 

そして、これは裏技ですが、どうしても数学ができないという場合は、数学が入試で必要ない大学に絞るという手もあります。今のところ帝京大学では、数学を入試に使わなくても良いです。実際に、私が担当した生徒さんでも、数学が苦手で一年では間に合わせることができないと判断し、数学を勉強しないで帝京大学に合格した生徒さんがいます。数学が全くできるようになるイメージがわかないという場合は、数学を使わないという手も最終手段としてありだと思います。

ひらめきがなくても大丈夫です!

「戦略的勉強法2 数学の難易度が低い大学を選ぶ」について

数学ができるようになるためには、「ひらめき」や「センス」が必要と言われています。数学が苦手なあなたも、もしかしたら、自分には「ひらめき」や「センス」がないと思っているかもしれません。しかし、「ひらめき」や「センス」は医学部受験の数学では必要ありません。

 

確かに、高度な数学の問題になれば、何十時間考えて、「ハッ」と気づくことで、鮮やかに解ける問題もあるでしょう。しかし、医学部受験の数学では、試験時間内に解ける問題しか出題されません。多くても1問にかけることができる問題は30分です。この限られた時間の中で、誰もが見たことがない問題で、「ひらめき」を必要としなければ解けない問題は、出題されません。仮に、出題されたとしても、解けない人が多いので、合否に影響することはないので安心してください。

 

では、医学部受験の数学では、どのような問題が解けなければならないか?

 

医学部受験の数学では、誰もが問題集で見たことがある問題を、ミスなく速く解く力が求められています。大学によっては、誰もが見たことがある問題の見た目をかえてひねってくる大学もありますが、誰もが見たことがある簡単な問題が出題される大学もあります。偏差値で選ばずに、過去問を分析してみて、「この問題のレベルなら解けそう」という大学に絞るとよいでしょう。

医学部受験数学で確実に点を取る勉強法

「戦略3 必ず出題される分野から勉強する」について

私立大学でも国公立大学でも、実際の医学部受験で、数学の出題数は、3問から5問です。全ての分野から出題されるわけではないので、本番で点数が取れるかどうかは、自分の中で得意な分野が出るか、苦手な分野が出るかという「運」の要素もあります。

 

しかし、どこの大学でも毎年必ず1問出題されるオイシイ分野があります。

その分野は、数Ⅲの「微積分」です。

 

数学が苦手な人には、まずこの「微積分」の分野からの対策をおすすめします。

というのも、「微積分」の分野は、毎年必ずどこの大学でも1問出題されるだけでなく、解き方のパターンが決まっているからです。解き方が決まっている問題が多くて、必ず出題されるのであれば、やらない手はないですよね?

 

さらに、過去問を分析すれば、大学によっては、ほぼ毎年出題されるという頻出分野もあります。例えば、岡山大学の過去問を見ると、岡山大学の数学では、この微積分に加えて、「場合の数・確率」がほぼ毎年出ている頻出分野です。岡山大学は全部で4問出題されるので、「微積分」と「場合の数・確率」ができるだけで、半分は得点できていることになります。このように、出題される可能性が高いところから中心に数学を勉強していくことで数学の得点を伸ばすことができます。

まとめ

今年受験を迎える高3生には、一から全てをやる時間は残されていません。

 

限られた時間を有効に使い合格点を取るために、

数学が苦手なあなたが、医学部受験で合格点を取る戦略的勉強法は次の3つです。

 

戦略的勉強法1 数学の配点が低い大学に絞る

戦略的勉強法2 数学の難易度が低い大学を選ぶ

戦略的勉強法3 必ず出題される分野から勉強する

 

つまり、配点・難易度をみて、その大学の頻出分野をつぶしていけば、確実に数学で足を引っ張ることなく、合格点をとることが可能です。ひらめきの才能なんて必要ありません。 文系脳、理系脳なんて問題ありません。確実に得点に結びつく確かな努力を行い、見事、医学部受験で合格点を取ることができるように祈っております!!

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