勉強(自習)を長時間続けるコツ ~浪人職人イシトユウコ7つのルール~

2018年07月10日 効率的な勉強法

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誰しも自分自身に課しているルールがある。

セブンルール

今回の主人公は、浪人職人・・・イシトユウコ
難関と言われる医学部受験に挑戦し、5浪という浪人の達人の域にまで到達した彼女。
浪人を重ねた今、1日8時間の勉強は苦ではないと言う。

本日は、彼女の姿を通して、勉強(自習)を長時間続けるコツをお伝えします。

長時間勉強できるようになったきっかけ

晴れの国として知られる岡山県。その中心部、岡山駅から徒歩8分のところに、イシトユウコが通った予備校がある。実は、彼女、2008年に大手予備校で開催された記述模試で、5浪ながら全国1位に輝いた経歴を持つ。5浪という経験をしながら、勉強時間が少なくなったことはないという。

「医学部に行くためには、成績をあげなければいけませんよね。5浪目に突入した焦りと、成績を上げていけば、いつか合格するという信念の元、浪人する度に勉強時間は増えていきましたね。」

 

そんな彼女が、長時間自主的に勉強できるようになったきっかけ。それは、2浪目の終わりのときに返ってきた模試であった。

 

「初めて、京都の予備校で浪人したときに、こんなに自由な生活があるんだって!感動しました。授業にも出なくても怒られないし。宿題も提出しなくていい。」

 

「それで自由気ままに遊んでいたら2浪目の終わりの模試の偏差値が41.8。その時に、このままじゃ確実に今年も落ちるぞ!と思いました。このまま成績が上がらなかったら、ただのクズで終わってしまう。だから、頑張らなければと危機感を覚えたんです。」

 

「ただ、同時にふと、疑問が湧いたんです。あれ?勉強ってどうやってやるのかな?と」

 

どん底の状況から、勉強に真摯に向き合い、長時間自習ができるようになった浪人職人イシトユウコの7つのルールとは?

 

セブンルール始まります。

ルール1)朝から強制的に勉強せざるを得ない環境をつくる

 予備校の授業が始まる10分前。

眠気眼(ねむけまなこ)のイシトユウコがやってきた。

 

「私は朝起きるのが苦手なんです。根が怠惰だし、意志も弱い。放っておいたら好きなだけ寝てしまう。だから、朝の1時間目の授業は、必ず入れることにしているんです」

 

 予備校の授業では、出席が授業ごとに取られることはなく、授業に出なくても何も言われないという。そんな制度もあいまって、予備校では4月の開講時がピークであり、そこから徐々に人が減り始めるそうだ。

 

「皆色々な理由で授業を切っていきます。授業を切ること自体は悪くないことだと思います。より時間を効果的に使えるなら、授業を切って別のことをやるべきでしょう。実際、中には、教え方が微妙な授業であったり、予習の段階でほぼ解けるという授業もあります。だけど、どんな理由があれ、朝の1時間目の授業は出ることにしています。それは、もし、授業がなかったら、起きれないから。寝すぎて昼に起きたら、その日1日勉強する気が全く起きなくなるんです。だから、どんなことがあっても、朝1時間目の授業には出ていますね。はい。」

(注)授業を切る=授業を受けなくなること

 

ルール1:朝から強制的に勉強せざるを得ない環境をつくる

ルール2)時間割をつくる

 彼女の日々の勉強は、授業を受けるだけではない。彼女は、1日に授業時間外で8時間自習をすることを課していた。そんな彼女はランチタイムの時間に、真剣な眼差しで度々何かを見つめていた。

 彼女の視線の先には、、、手帳。

 「一日を90分ずつの時間に分けて時間割をつくっているんです。」

 

予備校の授業時間の90分に合わせて、自分専用の時間割をつくっていたのだ。こうすることによって、気分で勉強を中断することがなくなる。さらに、時間割をつくるには大きな理由がある。

 

「体力という言葉がありますよね。走ったりすると、体力が減っていく。それが、脳にもあると思うんですよ。考える度に脳の体力が減っていく。時間割を作ることで、次に何をやろうかなと考える時間を取らなくてすむんです。」

 

驚くべきことに、彼女が立てた計画の中には、やる気をだすための時間割も入っていた。何でも定期的にやる気が下がることを想定して、予めやる気を出すための時間を確保することがモチベーションを維持する秘訣だそうだ。

 

ルール2:時間割をつくる

ルール3)その日のライバルを勝手に決める

 時間割をつくっていても、時には、途中で怠けたくなるときがあるという。学習する時間帯やその日のコンディションによって、勉強を途中で切り上げて帰りたくなるときもあるそうだ。自習室で一人で勉強する時間は、サウナに入っている時間に似ているという。

 

 「同じ空間に色んな人がいて、サウナの暑さを我慢している。別に長くいた方が偉いというわけではないけど、同じタイミングでサウナに入った人がまだ出ていなかったら、自分も出るのを我慢しようと思う。サウナで我慢比べをする姿って勉強に似ているなと思ったんです。」

 

 イシトユウコは、自習室に入ると、その日のライバルを勝手に決めるという。

 

「自習室の中で、いつも勉強している顔ぶれの中で真面目な人を一人選んで、その日のライバルに決めるんです。別に相手には何も言わない。けど、こちらは、ライバルの様子を見ながら、ライバルが席を立つ前に、自分が立ち上がったら負けだと言い聞かせるんです。ライバルが席を先に立ったら、自分も席を立って良い。そうすれば、勉強しているそのライバルよりも、多くの時間勉強したということに優越感と満足感が生まれるんです。」

 

ルール3:その日のライバルを勝手に決める

ルール4)ノルマを書いて、ノルマができたら線を引いて消していく

 彼女が満足感を味わう工夫は、仮想ライバルの存在だけではない。

 

その工夫は手帳の中にもあった。1日にやるべきこと(ノルマ)を書き、自分が決めた時間割の中で、できたものから順に線を引いて消していくことで、達成感と満足感を味わっているという。

 

「ノルマを手帳に書くことで、その日に何をやらないといけないかが視覚的にわかるんです。視覚的にわかれば、『これが終わった後に、次はあれをやらないといけないから、これは20分くらいで終わらせないといけない。』という時間間隔をもって取り組むので、集中して取り組め、あっという間に90分が経つんです。」

 

「また、やったものを消していくことで、はかどっている感覚を得ることができます。他にも、消していくようにすれば、後で手帳を見返したときに、こんなにやったんだと自己満足に浸ることができるんです。そして、『これだけやった努力を無駄にしないよう、また頑張ろう』と思えるんです」

 

ルール4:ノルマを書いて、ノルマができたら線を引いて消していく

ルール5)自分ルールを課す

 このノルマを消すという行為には、もうひとつの楽しみがあるという。自分で決めた一日のノルマを達成できたら、その日は、遊んでもいいということにしているのだ。

 

 「やるべきことをやったら、遊んでもいいと思っていました。だって、元々が遊び好きで、勉強嫌いなんですから、遊びを一年封印することは私には無理って気づいたんです。目的が成績を伸ばすことであるなら、成績が伸ばせることができたんなら、その後は休んでもいんじゃない!?と思うようになりました。だからできたノルマを線を引いてどんどん消していくのはワクワクするんです」

 

 彼女の中で、やるべきことをやってから休むのは「息抜き」。やるべきことをやらずに休むのは「堕落」。と同じ休む行為でも明確に分けている。後ろめたい気持ちにならずに、遊べるのは、ノルマを決めてからだという。

 しかし、逆に、やるべきことをやらなかった時は、彼女は自分を律し、遊ぶことを禁じていた。彼女は、これを「自分ルール」と呼んでいる。

 

 「「自分ルール」というのは、自分で決めた遊びのルール。自分が楽しみにしていることは、やるべきことができたらやる。『働かざる者食うべからず』のノリで、『勉強せざる者遊ぶべからず』を採用するようにしました。」

 

 聞いていると、誰もが驚く鬼の自分ルールを課していた。彼女は、計画を一週間単位で立てて、日曜日の午後は空きの時間に設定している。できていない溜まったノルマは、この日曜日の午後に埋めるというのだ。もし、できなければ、月曜日発売の週刊少年ジャンプを読めないという鬼のルールを課していた。生活の中で上手くアメとムチを使い分けているところが、長時間勉強を続けるコツといえそうだ。

 

ルール5:自分ルールを課す

ルール6)サンドイッチ勉強法を取り入れる

 その他にも、勉強に飽きないための工夫を彼女は取り入れていた。同じことをやるのでも、順番によってやる気が変わってくるというのだ。

 

「例えば、3種類の食べ物を食べる時。1種類の食べ物を食べ続けて、食べ終わってから次の種類を食べるという形をとれば、飽きがきます。しかし、一口ずつ、種類を変えていけば飽きがこない。勉強も同じだと思うんです。同じ科目を続けて2つ時間割に入れると飽きてしまい、ダラダラとやってしまう。だから、私は、時間割を、極力、文系科目・理系科目が交互にくるように組んでいました。こうすることで、飽きないようにしていたんです。この組み合わせる勉強法って、サンドイッチ勉強法というそうですよ。」

 

ルール6:サンドイッチ勉強法を取り入れる

ルール7)自分が好きで選んでいる道だと自覚する

 5年も浪人すると、周りから色んなことを言われる。「もう医学部には合格できないんじゃないか?」「医者には向いていないから違う道を探した方がいいんじゃないか?」「今年は滑り止めで歯学部や薬学部を受けた方がいんじゃないか?」このように、彼女のことを思って親切にアドバイスをくれるのだ。

 そんな時、医学部受験をやめようかなと思うときがあるという。それまでに20校以上で不合格通知を受けてきた彼女。5年浪人しても合格通知をもらったことがないという、異様な経歴が後押しして、「辛い」「苦しい」「不安」という思いから、医学部受験を辞めるとうい考えが頭をよぎることがあるという。そんな時は、机に向かうことが憂鬱になるそうだ。

 

 「色々悩むこともありましたが、ある時ふと気づいたんです。これは自分で好きで選んだ道なんだと。自分が好きで選んでいる道なんだから、「辛い」とか「苦しい」とか思う気持ちはおかしいと思ったんです。」

 

 このことに気づく前までは、彼女の思考は、「ねばならない」の思考であったという。「勉強しなければならない」「予習しなければならない」「遊びを我慢しなければならない」など、「ねばならない」という考えで日々過ごしていたそうだ。しかし、自分で道を選択していると思うようになってからは、「ねばならない」の思考から、「◯◯したい」の思考になったという。

 

「この平和な日本において、絶対に強制的にやらなければいけないことなんて一つもないんだと気づいたんです。しなければならないということの全ては自分が好きで選んでしていることなんだって思ったんです。そう考えると、本当に自分がやりたいことを選択することができるようになりました。自分が選択したい道の中に医学部受験合格がある。だからこそ、「勉強しなければならない」ではなく、「勉強したい」という気持ちで取り組めるようになったんです。勉強自体は好きではないけれど、私のゴールに向かう手段として勉強という手段を使いたいと思うようになったんです」

 

 何事もやらされている環境でやるよりも、進んでやる環境の方が伸びていく。自分がやりたいからやっているという意識に変わるだけで、嫌々ではなく、積極的に机に向かうことができるようになる。

 

ルール7:自分が好きで選んでいる道だと自覚する

 

 受験というのは、ゴールではない。社会人になるための入口に過ぎない。これからも彼女は、自分が好きで選んだ道に立ち向かっていくだろう。もし、受験の道で、自分が好きで選んだ道を投げ出したら、次に好きで選んだ道も同じように投げ出すかもしれない。しかし、諦めず、医学部受験で見事合格を掴んだのなら、この先も自分との闘いに勝つことができるだろう。

 

 自分が好きで選んだ道だから、医学部受験で合格をつかみたい。

 だからこそ、彼女は、医学部受験で勝つために、今日も自習室で勉強し続ける。

まとめ

 本日は、テレビ番組の「セブンルール」(関西テレビ)に感化されて、長時間勉強を続けるコツを7つのルールという形でお送り致しました。

 

 長時間勉強するコツは次の7つのルールに従って勉強することです。

 ルール1)朝から強制的に勉強せざるを得ない環境をつくる

 ルール2)時間割をつくる

 ルール3)その日のライバルを勝手に決める

 ルール4)ノルマを書いて、ノルマができたら線を引いて消していく

 ルール5)自分ルールを課す

 ルール6)サンドイッチ勉強法を取り入れる

 ルール7)自分が好きで選んでいる道だと自覚する

 

 このルールを使って、自習時間を今よりも少しでも多く伸びることを期待しています。

 

ちなみに、セブンルールは、企画・構成がしっかりしていて、とても面白い番組なので、良ければご覧ください。余談ですが、セブンルールは女の人しか登場できないので、今回はイシトユウコさんに登場頂きました(笑)

 

追伸

 イシトユウコは、浪人中に、医師になること以外に、もう1つ夢を持ちます。自分と同じように、医学部受験で困っている人の力になる教育機関が作りたい。その想いが形になったものが、この「医学部受験の教科書」です。記事に関してリクエストがあれば、ぜひあなたのご意見をお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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